さだまさしと父の絆～涙と笑いの物語～

父の苦労とさだまさしの父親孝行
さだまさしの父は、戦争で長崎に住むことになり、材木商を営んでいましたが、水害で事業に失敗し、借金を抱えるなど苦労された方です。
さだまさしは、父のために「精霊流し」で得た印税で借金を返すなど、父親孝行をされてきました。
さだまさしは、父のことを「親父の一番長い日」や「北の国から」などの歌にも歌っています。
父の苦労を知っているからこそ、父への感謝の気持ちが強いのでしょう。

父の惚けとさだまさしの介護
さだまさしの父は、80歳を過ぎた頃から老人性痴呆症になりました。
父は、自分の家を汚してしまったり、大磯まで行く方法を忘れたりするようになりました。
さだまさしは、父の粗相に怒る妻と対立しながらも、父を優しく介護しました。
さだまさしは、父のことを「サクラサク」や「風に立つライオン」などの小説にも書いています。
父の惚けを見るのは辛いですが、父との思い出を大切にするのです。

 父との旅行とさだまさしの笑顔
さだまさしの父は、惚けても旅行が好きでした。
さだまさしは、父を連れて、父の故郷の福井や、さだまさしの活動の舞台となった長崎などに旅行に行きました。
父は、旅行中に元気になり、さだまさしと笑顔で写真に収まりました。
さだまさしは、父のことを「道化師のソネット」や「関白宣言」などの歌にも歌っています。
父との旅行は、父との絆を深める機会だったのでしょう。

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